陸上・日本選手権3日目(2022年6月11日)男子3000メートル障害決勝で三浦龍司選手が前大会に引き続き大会連覇を達成しました。
三浦龍司選手と言えば、その走り方が美しいことで知られています。
その美しさは言わば機能美であり、走る上で効率的な身体操作が行われているということです。
そしてその要になっているのが、肩甲骨の動きにあるとする専門家もいます。
今回はそんな三浦龍司選手の走り方に注目しながら、日本選手権連覇の秘密に迫っていきたいと思います。
三浦龍司のプロフィール

フルネーム:三浦 龍司
国籍:日本
競技:陸上競技
種目:3000mSC 中距離走 長距離走
大学:順天堂大学
生年月日:2002年2月11日(20歳)
出身地:島根県浜田市
身長:168 cm
体重:56 kg
成績:オリンピック 3000mSC:7位(2021年)
国内大会決勝 日本選手権
3000mSC:優勝(2021年)
クロスカントリー10km:優勝(2021年)
自己ベスト
1500m 3分36秒59(2022年)
3000m 7分48秒07(2021年)
5000m 13分26秒78(2021年)
10000m 28分32秒28(2021年)
3000mSC 8分9秒92(2021年)日本記録
ハーフマラソン 1時間01分41秒(2020年)
輝かしい成績ですね。
今回優勝した3000mSC以外にも1000mやハーフマラソンにも出場されています。
中・長距離をメインにした選手なんですね。
自己ベストは、ほぼすべて去年に出ていますから、これからが期待される選手です。
【動画】三浦龍司の走り方は肩甲骨に注目!
まずは、今回出場した3000mSCの動画をご覧ください。 ↓↓
0:00 選手入場
2:08 選手紹介
4:16 スタート
7:01 1000m
9:48 2000m (ここからスパート)
12:30 ゴール (大会新記録)
13:00 インタビュー
圧巻の走りでぶっちぎりの優勝でした。
三浦龍司選手の走りを解説している動画もありましたので、こちらもご覧ください。 ↓↓
ゴールデングランプリ2022 3000mSC に出場したときの映像です。
実況解説はランニングフォーム改善トレーナーの鈴木勇人さんが行っています。
1:30 走り方解説(キプラガット選手と三浦選手の比較)
2:41 水郷の飛び方解説
6:10 三浦選手トップへ
7:45 ラスト1周 ラストスパート
8:42 ゴール
そして皆さんお気づきでしょうか?
三浦龍司選手は、他の選手と比べて身体のブレが極端に少ないんです。
三浦龍司選手の走りは、このブレが少ないのでエネルギーのロスが他の選手に比べて少ないわけですね。
走りの秘密は肩甲骨にあり?

体のブレが少ない三浦龍司選手の走りですが、この秘密は肩甲骨にあるといわれています。
三浦龍司選手は、この肩甲骨周りの筋肉がとても柔らかいので、腕を大きく激しく振っても体幹がブレません。
これが三浦龍司選手の走り方の秘密は、この肩甲骨にあるというわけです。
三浦龍司の日本選手権連覇の秘密!

走りの技術もさることながら、日本選手権という舞台で、しかも世界陸上への選考も兼ねたこのレースで実力を発揮するには相当なメンタルの強さが要求されると思います。
三浦選手の走りには自信というか、もうすでに風格と言えるものすら感じます。
この点について、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんは以下のように語っています。
「去年の東京五輪の大舞台というものを経て、すごく堂々とした走りというものが自分一人だけでもできる強さを感じました」
「1個の五輪という舞台でこれだけ大きく、また自信と余裕を持って強くなった三浦選手が、また今回の世界陸上でどんなパフォーマンスというか姿を見せてくれるのかはまた楽しみになったと思います」
先のオリンピックでの経験が、大きな自信になりそれが走りにも現れているという事ですね。
まだ20歳という若さでこの堂々たる走りをする三浦龍司選手。
否が応でも、これからの活躍を期待してしまいます!
【動画】三浦龍司の走り方は肩甲骨に注目!日本選手権連覇の秘密!まとめ
いかがでしたでしょうか。
前半でも少し書きましたが、三浦龍司選手は3000mSC以外にも1000m~ハーフマラソンにも出場経験があります。
4月の金栗記念では1500メートル3分36秒59の日本歴代2位の好タイムで優勝。
5000メートルでは織田記念、関東学生対校選手権を制しています。
専門外のレースにも積極的に参加し結果を残しています。
これについて三浦龍司選手は「ギアの段数が増えた。どんどんレベルアップしている」と実感しているそうです。
進化を続ける三浦龍司戦にこれからも注目です!
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